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<縄文遺跡群>「努力が評価された」青森の関係者「6度目の正直」に喜び

 2020年の世界文化遺産登録を目指す「北海道・北東北の縄文遺跡群」が、19日の文化審議会で国内推薦候補に選定された。13年から5年連続で落選していただけに、青森県内の関係者らは「努力が評価された」「まずは一安心」などと喜びの表情を見せた。

 「大変うれしい。決まるまでドキドキしていた」。構成資産の一つの三内丸山遺跡(青森市)の情報を発信してきた民間団体「青森県の縄文遺跡群 世界遺産をめざす会」の一町田工・事務局長は「6度目の正直」の喜びを語った。
 北海道、青森、岩手、秋田の4道県の関係自治体でつくる縄文遺跡群世界遺産登録推進本部の本部長を務める三村申吾青森県知事は「着実な準備と機運醸成の取り組みが実を結んだ」との談話を発表した。
 縄文遺跡群を巡っては、文化庁が「地域の優位性や特異性について説得を」「普遍的な価値を明確に」などと指摘。地元側は図表やコラムを付けるなど、推薦書作成にも知恵を絞ってきた。
 青森県世界文化遺産登録推進室の岡田康博室長は「これまで課題を解決してきたことが適切に評価された。大きな喜びを感じる」と充実感を漂わせる。
 弘前大の関根達人教授(考古学)は「まずは一安心だが、北海道・北東北に限定したことや、遺跡群を17遺跡で構成した理由については疑問が残る」と話す。
 登録されれば海外からの訪問客が増えることも予想される。岡田室長は「現地に行ったときに価値が伝わるような工夫や、世界に広く知ってもらう取り組みを継続する」と気を引き締めた。


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2018年07月20日金曜日


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