宮城のニュース

<ベガルタ>クラブワースト8失点 速攻のリスク管理を確認

ミニゲームで最終ラインに入り、ハーフナー(左から2人目)らの攻撃を警戒する板倉(中央)

 J1仙台が守備の立て直しを急ぐ。18日の横浜M戦でチームワーストの8失点。試合を壊すきっかけになった序盤の2失点は、1対1の守りのまずさはもちろん、リスク管理の甘さが一つの原因だった。22日のアウェー鳥栖戦は、横浜M戦を累積警告で欠場したDF板倉の出場が可能で、陣形や出場メンバーの変更も見据えて臨む。
 鳥栖戦に向け、20日に仙台市泉サッカー場で行った紅白戦の陣形は、3バックの前に守備に重きを置きリスク管理を担うアンカー(守備的MF)を配置する「3−5−2」。選手を盛んに入れ替えながら連係を確かめた。
 今季の仙台は「3−5−2」と、中盤で攻守両面を担うボランチを2人置いた「3−4−3」を併用。横浜M戦では、採用した「3−4−3」の弊害が出た。
 前半2分、カウンターで右サイドの裏を突かれた瞬間、中央にいたのは仙台の2人に対して横浜Mは3人。DFの要の大岩と平岡がつり出され、人数も足りない。クロスに合わせられたシュートはGK関の好セーブで一度は防いだが、跳ね返りを押し込まれた。10分後にも速攻で失点した。
 1失点目は横浜Mがカウンターで攻めた時に奥埜、富田の両ボランチは敵陣におり、置き去りにされた。本来は2人のボランチのうち、1人が上がれば、1人が下がってバランスを取るのが基本。1人でも帰陣していれば、失点を防げたかもしれない。奥埜は「中盤の選手として、前後の選手と声を掛け合わなければいけなかった」と振り返る。
 今季は速攻対策として、「3−5−2」に手応えを見いだしたはずだった。しかし、横浜Mには5月のYBCルヴァン・カップ1次リーグで「3−4−3」を使って4−2と快勝した成功体験があった。ただし、出場メンバーは控え選手が主体。リーグ戦の主力は攻撃の精度が別物だった。
 鳥栖もカウンターを得意とする。「3−5−2」に変え、ボール奪取がうまい富田がアンカーに入れば守備は引き締まる。対人プレーに強い板倉も頼もしい存在だ。
 板倉は「リスク管理は大事。一つの隙で失点する。DFから声を掛け、集中を切らさない」と雪辱を期した。(佐藤夏樹)


2018年07月21日土曜日


先頭に戻る