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<まひ性貝毒>岩手県漁連がホタテガイ出荷基準緩和を検討

 まひ性貝毒によるホタテガイの出荷自主規制が長期化している事態を受けて岩手県漁連は、貝毒を蓄積しやすい中腸腺(ウロ)を取り除いた貝柱だけを加工用に出荷できるよう基準緩和の検討を始めた。早期の出荷再開に向けて試験調査を実施し、慎重に安全性を見極める。
 県南部の海域では春以降、国の規制値を上回る貝毒の検出が続いている。県沿岸12海域のうち5海域で出荷規制が解除されず、6月の県内水揚げは約8万2750キロで、前年同期に比べて約10万キロも落ち込んだ。
 出荷基準緩和の可能性を探るために県漁連は6月、毒量が特に高い釜石湾海域(釜石市)と南部海域(大船渡市、陸前高田市)で試験調査を始めた。
 現行基準はウロに蓄積された貝毒が規制値を上回ると出荷できなくなる。貝柱を調査して貝毒が不検出だった場合、県認定工場での加工と出荷を認める方針だ。分析は民間に委託し、県の助言も受けて基準緩和の可否を判断する。
 岩手県同様、貝毒の影響により全7海域で活貝の出荷を規制している宮城県漁協では既に基準を緩和し、6月に水揚げを再開した。


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2018年07月21日土曜日


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