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<地上イージス>防衛省が回答「敷地外に影響なし」「警備部隊の配備も」

 住宅密集地が近い陸上自衛隊新屋演習場(秋田市)が候補地に挙がる地上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」。秋田県と秋田市の質問状に対し、防衛省は20日までに、「周辺への影響が生じないよう配置できる」と回答した。一方、何をもって地元の理解を得たと判断するのかとの問いには、「地元の皆さまの意見も踏まえつつ判断していきたい」と表現するにとどまった。
 新屋演習場への配備に関し、同省は「1平方キロメートルの敷地があり、電磁波の影響や発射の衝撃などが敷地外に影響を与えない配置が見込める」などと回答した。
 近隣住民からは、強力なレーダーが発する電磁波の影響やテロ攻撃の対象になることへの不安の声が上がっている。
 電磁波について、同省は「簡易的な分析では、設計・運用などで対策を行うことで影響がないようにできると確認した」と説明。本年度、電波に関する環境影響調査を実施し、結果を可能な限り公表するとした。
 演習場周辺に立つ風力発電機が「レーダーの運用に支障になるのでは」との質問に対しては、「米ミサイル防衛庁の協力を得て、風力発電機が設置されている現状を踏まえても新屋演習場に配置、運用できる可能性が高いとの結論が得られた」と答えた。
 警備をどう行うのかとの問いには「普通科部隊を中心とした警備部隊の配備や、いかなる防空体制が必要か検討している」と回答。陸上自衛隊第21普通科連隊(秋田市)などを活用する考えを示した。
 イージス・アショアの運用期間の目安は30年間。将来的な装備更新の際に新屋演習場の敷地面積が限られていることが制約となるとの観点から、県は「(配備に)ふさわしくない場所になる可能性もあるのでは」とも問い掛けた。
 これに対し回答は「(海上自衛隊の)イージス艦と同様にプログラム更新や資材・機材の更新で対応する」とし、「能力向上のために敷地の利用範囲が拡大する可能性は小さい」と県の懸念を否定した。


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2018年07月21日土曜日


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