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<地上イージス>秋田県と市に防衛省回答 新屋演習場以外は条件満たさず

 地上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」に関し、防衛省は20日までに、秋田県と秋田市からの質問状に文書で回答した。電波環境などの現地調査で不適と判断すれば配備しないとする一方、陸上自衛隊新屋演習場(秋田市)と同むつみ演習場(山口県萩市、同県阿武町)以外は配備の条件を満たさなかったと説明した。
 回答は安全対策について「現地調査で周辺への影響を精査し、緩衝地帯を設けるなど対策を検討する」と言及。「仮に不適との結論に至れば、配置しないこともあり得る」とした。
 候補地選定に関しては、(1)弾道ミサイル探知に支障がある遮蔽(しゃへい)物がない(2)レーダーと発射台を適切に配置できる1平方キロメートル程度の広い敷地がある−などの基準を明示。国土の北と西に2基を配置すれば日本全域を常時防護でき、「秋田県付近と山口県付近への配置が最もバランスが良いと見込まれる」と答えた。
 「北」の配備地として、新屋演習場と航空自衛隊加茂分屯基地(男鹿市)を軸に、同佐渡分屯基地(新潟県佐渡市)などを比較検討した。その結果、新屋以外は敷地が狭く地形も険しいことから「(新屋演習場は)運用できる可能性が高く、条件を満たしている」と結論付けたという。
 周辺警備に関しては、既に配備されているルーマニアを参考に「警備要員など約200人は配置する必要がある」などとした。
 佐竹敬久知事は6月、小野寺五典防衛相に、住民への安全対策や配備候補地の選定理由を尋ねる質問状を提出。回答は19日午後7時半ごろ、県と市にメールで送信された。佐竹知事と穂積志市長は23日、防衛省から直接説明を受ける予定。


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2018年07月21日土曜日


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