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<登録有形文化財答申>城下町の景観伝える 末広酒造嘉永蔵(会津若松市)

木造の主屋と土蔵が並び、城下町の風情を醸し出す

 1850(嘉永3)年に創業した末広酒造の明治、大正時代に建てられた主屋、酒蔵など6棟、れんが煙突など三つの構造物で構成する。近代和風建築の伝統的な酒造施設で城下町の歴史的景観を今に伝える。
 1996年、生産拠点を福島県会津美里町に移したが、嘉永蔵「壱号蔵」では酒造りが続く。「五号蔵」は現役の古酒貯蔵庫だ。
 他は喫茶店、展示施設などに改修し、見学者を受け入れる。主屋2階の36畳の大広間には、縁のある世界的細菌学者野口英世の書もある。
 末広酒造の新城希子(まれこ)専務(60)は「手を入れながら長く使うことの大事さを実感している。先人の思いを大切にして、地域に愛される建物になるよう努める」と話す。

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 文化審議会は20日、城下町の景観を伝える末広酒造嘉永蔵(会津若松市)や東北聖書バプテスト十文字教会(横手市)など、東北の28件を含む33都府県209件の建造物を登録有形文化財にするよう答申した。秋にも告示され、登録数は1万1981件となる。


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2018年07月21日土曜日


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