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<ベガルタ>矢島、攻撃の要に名乗り インサイドハーフで先発濃厚

紅白戦でゴール前に進入し、右手を挙げて仲間にパスを要求する矢島(左)。右は永戸

 新加入の矢島がチームの救世主に名乗りを上げた。出場可能となる鳥栖戦から早速、インサイドハーフ(攻撃的MF)での先発が濃厚。自慢のパスで攻撃のタクトを振るう。
 紅白戦では、DFの裏に走る石原へ浮き球のパスを狙っていた。パスを出した後にゴール前に進入して再びボールを受けるなど、周囲との連係も良くなっていて、渡辺監督が「なぜG大阪で(出場の)チャンスがなかったのか」と不思議がる。本人は「まだできる」と向上心を忘れない。
 野津田が今月上旬の熊本キャンプで左脚を痛めて離脱し、パスの出し入れに駆け回る選手が不在で、攻撃の組み立ての滞りが懸念されていた。8失点を喫した18日の横浜M戦の1失点目も、前線の単純なパスミスからカウンターを浴びた。
 穴を埋めるのに矢島は適任だ。視野が広く、DFライン裏へのパスは高精度。サイドチェンジも的確だ。サイドで起点ができれば、3バックの左右が攻め上がる場面も増えそうだ。
 横浜M戦の大敗のショックから立ち直るためにも、17位の鳥栖には負けられない。矢島は「テンポを上げるサイドチェンジと細かくつなぐパスをどう使うかの判断が重要。パスの質の高さを自分に求めたい」と静かに燃えていた。(佐藤夏樹)


2018年07月22日日曜日


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