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<楽天>田中、逆転満塁弾 諦めぬ姿勢5連勝導く

田中和基

 「どんな状況でも諦めない姿勢が今のチームにはある」。平石監督代行が話していた通り、東北楽天は2度も逆転する不屈の闘志を見せつけ、今季初の5連勝を飾った。
 この日のヒーローは田中だった。2点を追う八回1死満塁、武隈の初球のチェンジアップを狙い打ち、左翼席に運んだ。「勝つには本塁打しかないと思っていた。満塁弾は人生初めて」と喜びをかみしめた。
 布石は三回にあった。無死二塁で空振り三振を喫した後、平石監督代行に消極的な姿勢を指摘されていた。「次の好機は思い切り打ちにいけ」。八回は甘い浮き球を仕留めようと、打席に入った。「狙い球は直球で、打つのは中堅方向に」。意図した通りではなかったが、積極性が功を奏した。
 陰の主役は嶋だ。2点を追う三回、左前への単打性の当たりを、ヘッドスライディングで二塁打にした。平石監督代行は「頭がいい選手だ。ああいうプレーをすれば、チームが乗ると分かっている」と褒める。八回は、1ボール2ストライクから粘って四球を奪い、直後の田中の満塁弾につなげた。
 借金が15になったのは6月1日以来。主将の嶋は「これからも必死に借金を減らしていく」と力を込めた。指揮官も「とにかく勝つ。選手もそういう雰囲気で戦っているのがいい」と満足そうだった。(狭間優作)


2018年07月22日日曜日


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