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馬事文化と観光は「馬が合う」!岩手県、イベントで活用しながら独自文化の継承目指す

イベントで人気を集めた乗馬体験コーナー=5月、岩手県軽米町

 馬産地としての顔を持つ岩手県が、独自の馬事文化を観光に生かす取り組みを始めた。にぎわいの創出や訪日外国人旅行者へのおもてなしに馬を活用し、文化の継承や飼育数の確保を目指す。

 取り組みは、昨年11月に関係する団体や自治体で設立した連絡協議会が中心になって進める。各地のイベントに馬を登場させるほか、伝統行事に馬や人員、馬具を融通し合う体制をつくる。
 実践例もある。軽米町で5月にあった「森と水とチューリップフェスティバル」には遠野市から1頭が派遣され、好評を博した。花巻空港ではポニーが外国人旅行者を出迎え、喜ばれた。
 協議会が運営するウェブサイト「ホースランド岩手」では県内各地の馬事文化を動画で紹介。今後、観光や宿泊に関する情報も充実させていくという。
 県内で馬事にも使われる農用馬の飼育数は、1972年に3320頭だったのが2016年には109頭まで減少した。協議会は馬の活用頻度を上げて生産者が報酬を得られる仕組みを構築し、飼育数を増やしたい考えだ。
 事業を受託する県畜産協会の村上信次馬事コーディネーターは「馬は集客力があり、何より子どもが笑顔になる観光資源だ。県内で気軽に触れ合える機会を増やせば、観光戦略で他県との差別化が期待できる」と強調する。


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2018年07月22日日曜日


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