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<ベガルタ>終了間際 石原→ジャーメイン 絶妙スルーパス

鳥栖−仙台 後半42分、決勝ゴールを決めて喜ぶ仙台・西村(右)(佐藤将史撮影)

 仙台が前節の横浜M戦で8失点した嫌な流れを食い止めた。決勝ゴールを奪った西村は「みんながやることをやれば勝てる」と、かみしめるように語った。
 試合終了直前の後半42分、4バックの前で前向きにボールを持った石原からジャーメインにスルーパスが通った時点で「勝負あり」だった。左サイドの西村を横目に、ジャーメインがDFの間に入る動きを確認。「(シュートまでの)形はイメージできていた」と絶妙なパスを供給した。
 DFを引き付けるように中盤に下がる動きが得意な石原。これまでは、相手が食い付かないときに次の手を欠いたが、この日は前半から仕事をする予兆があった。オフサイドにはなったが、DFライン前のバイタルエリアで前を向き、DFの裏に走る矢島に決定的なラストパスを出していた。
 「今まではフィニッシャーが基本だったが、周りの選手にシュートまで持ち込ませるのも自分の仕事。プレーの幅を広げられた」と石原。DFが石原に付けばスペースが空き、付かなければパスもあるとなれば、相手は今後の対応に頭を悩ませるのではないか。
 渡辺監督の采配も勝負強かった。相手に疲れが見える終盤、ハーフナーを入れてパワープレーに出てもおかしくない展開でジャーメインを投入。スピード勝負が当たった。
 大敗直後の勝ち点3。今季の仙台にはしぶとさがある。(佐藤夏樹)


2018年07月23日月曜日


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