山形のニュース

<全国高校小規模校サミット>少子化、定員割れ「高校生ができること」話し合おう

 山形県小国町で8月2日、「全国高校小規模校サミット」が開かれる。町内唯一の県立高で、長年定員割れが続く小国高が、小規模高特有の悩みや課題を共有しながら、新たな可能性を探ろうと初めて企画した。少子化に伴い、各地で学校再編が進む中、生徒を含めた関係者らが小規模校の存在意義を交流を通して見つめ直す。
 東北地方を中心に遠くは熊本県の高校も参加、計17校の教員、生徒ら約40人が訪れる予定だ。
 小国高生の司会進行で、各校が地域での取り組み事例を発表した後、生徒たちが「学校活性化と地域創生のために私たち高校生ができること」をテーマに話し合い、小グループごとに発表する。
 東北芸術工科大コミュニティデザイン学科長の岡崎エミ准教授が基調講演するほか、歓迎レセプションなどで参加者同士の交流を深める。
 サミット開催のきっかけは昨年12月、岩手県花泉高が創立70周年を記念して小国高に呼び掛け実現した両校の交流会。初の試みだったが、生徒、教員の刺激となり、小規模校の輪をさらに広げようと、小国高の生徒が主体となって準備を進めてきた。
 1948年創立の小国高は60年代のピーク時には1学年5学級あった。少子化に伴い現在の全校生徒は81人で、長年、入学定員80人を割り込む状態が続いている。野球部などが単独チームを組めないなどの課題がある半面、地域に根差したボランティアや米国への修学旅行など特色ある活動も盛んだ。
 鈴木通明教頭は「各校が抱える課題はさまざまだが、共有できる場がこれまでなかった。準備、運営に当たる生徒たちの自信にもつながる前向きな交流を目指したい」と話している。


関連ページ: 山形 社会

2018年07月23日月曜日


先頭に戻る