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<ベガルタ>ピッチサイド/W杯の舞台裏 手倉森氏が明かす

 日本代表の手倉森誠コーチ(青森県五戸町出身)が20日、仙台市であったイベントでワールドカップ(W杯)ロシア大会の裏話を披露した。興味深かったのが、1次リーグ突破を決めたポーランド戦についてだ。
 0−1で劣勢の終盤、日本と勝ち点で並ぶセネガルも別会場での試合でコロンビアに0−1だった。フェアプレーポイントの差での突破を目指し、攻めずに自陣でボールを回して試合を終わらせた。セネガルが1点取れば日本は敗退だった。物議を醸した戦い方は西野監督が一人悩んだ末の決断と思ったが違ったようだ。
 手倉森コーチの話を聞いて拍子抜けした。セネガル戦の経過は西野監督と手倉森コーチだけに知らされるはずだった。ところが、控え選手が試合中にアップをするエリア近くに、他会場の様子を映すモニターが設置されていたのが想定外。
 映像でセネガルが負けているのを控え選手たちが知り、「このまま(0−1)でいいぞ」と盛り上がったという。手倉森コーチは「セネガルが1点でも取れば、みっともない敗退になるぞ」とたしなめると、一転して「点を取りにいこう」。
 揺れるベンチ。主将の長谷部は途中出場する前に、西野監督に聞いた。「このままでいいんですか」。答えは「このままがいい」だったという。
 微妙な言い回しの真意は何か。指揮官の言葉も含めてサッカーは奥深い。(佐藤夏樹)


2018年07月24日火曜日


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