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<東京五輪まで2年>堂々のリーダーシップ/サッカー・板倉滉(J1仙台)

板倉滉選手

 J1仙台の紅白戦のピッチに板倉滉の野太い声が響く。「(中野)嘉大、来い」「(大岩)一貴、もう一回(パスを出せ)」。今季新加入で、主力組の最年少。年上の選手に堂々と指示を出す姿がたくましい。
 練習から常に意識するのは五輪の日本代表。「日ごろの活躍が代表につながる」。自然とプレーに気持ちがこもる。
 サッカーの五輪代表は基本的に23歳以下。板倉は東京五輪世代のU−21(21歳以下)日本代表として、5〜6月のトゥーロン国際大会で、1次リーグ全3試合に出場した。
 1次リーグで敗退したものの、3バック左で安定した守備を披露し、得意の攻撃参加も見せた。ボランチもこなし、攻守のバランスを取った。ボランチで身長186センチの体格は世界レベル。「ボールを奪う力、打開する力をもっと伸ばしたい」という貪欲さが、さらなる成長を予感させる。
 U−21は仙台と同じ3バックを採用している。「やりやすさがあり、自分の良さが出せる」。戦術理解で他の選手の先を進み、リーダーシップも取る存在だ。
 将来はワールドカップが目標。そのためにも、東京五輪は「絶対に出たい舞台」。真っすぐな視線が2年後をしっかり捉えている。(佐藤夏樹)

 2020年東京五輪の開幕まで24日で2年。史上最多33競技、339種目の大会を目指し、若きアスリートが輝きを放っている。東北からも卓球の張本智和(15)=エリートアカデミー、仙台市出身=、スポーツクライミングの伊藤ふたば(16)=TEAM au、岩手・盛岡中央高1年=、サッカーの板倉滉(21)=J1仙台=らが活躍を誓う。夢の舞台へ、戦いは既に始まっている。


2018年07月24日火曜日


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