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<デジタル教材全国コンクール>宮城県の指導資料集が入賞 20年度必修化「プログラミング教育のヒントに」

プログラミング教育の「スタートパック」を説明する担当者

 県総合教育センター(名取市)が小学校の教員向けに作成したプログラミング教育の指導資料集「スタートパック」が、第34回学習デジタル教材コンクールで入賞した。小学校でのプログラミング教育必修化を2020年度に控え、担当者は「授業の参考にしてもらい、教員の不安解消につなげたい」と話す。
 コンクールは公益財団法人学習ソフトウエア情報研究センター(東京)の主催。全国の学校や教育委員会、教育センターなどから約100件の応募があり、スタートパックは最高賞の文部科学大臣賞に次ぐ「学情研賞」に選ばれた。
 スタートパックの柱は1〜6年の学年別に作った22の学習活動例。国語や算数、理科など既存教科に「問題解決には必要な手順があることに気付く」などプログラミング教育の要素を取り入れ、効果的な授業を実践できるよう工夫した。児童が授業で取り組むワークシートなども用意した。
 センターは昨年6月、県内の小中学校、高校などで情報化推進リーダーを務める教員500人を対象に、プログラミング教育に関するアンケートを実施。85.6%が「不安がある」と答え、うち81.4%が「具体的に何をすればいいのか分からない」と回答した。
 センターは「経験のない多くの教員が不安を感じ、具体的な実践方法を知りたがっている」と分析。アンケート結果を踏まえ、ニーズが高かった学習活動例の作成に取り組んだ。
 完成した指導資料集はセンターのホームページで公開している。担当者は「パソコンを使わない学習活動例もある。プログラミング教育のイメージをつかむヒントにしてほしい」と活用を呼び掛けている。

<プログラミング教育>小学校の学習指導要領改定により、20年度から必修化される。新要領は「プログラミングを体験しながら、コンピューターに意図した処理を行わせるために必要な論理的思考力を身に付けるための学習活動」と位置付ける。教科新設でなく、従来の教科の内容に関連付けて指導する。


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2018年07月25日水曜日


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