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和裁塾跡地に複合ビル 専門学校新校舎も併設 19年3月完成

 約150年前、現在の仙台市青葉区支倉町に開設された和裁塾「長谷塾」の跡地で、再開発計画が進んでいる。長谷塾の流れをくむ学校法人「長谷柳絮(りゅうじょ)学園」が所有する敷地に、量販店や学生寮が入る複合ビルと、服飾専門学校の校舎が建設される。ともに2019年度の利用開始を見込む。

 敷地の総面積約3800平方メートルのうち、東側に11階の複合ビルを整備する。ピーエス三菱(東京)が50年の定期借地権を得て建設。1〜2階にドラッグストア系量販店、3〜11階に学生寮(144戸)が入る予定。6月に着工しており、19年3月の完了を見込む。
 西側には長谷柳絮学園が、東北唯一の着物単科専門学校として運営している仙台青葉服飾専門学校の新校舎を建てる。3階の校舎は認定こども園を併設し、19年度に利用が開始される計画だ。
 長谷塾は1870(明治3)年に創立され、少人数制で和裁の女子教育を担った。塾の後身の服飾専門学校などは仙台市をはじめ、東北各地の呉服店や縫製企業、ブライダル関連企業などに多くの人材を輩出。敷地には歴代の校舎や女子寮などがあったが、老朽化に伴い、今春に解体された。
 ピーエス三菱の藤井敏道社長は「由緒ある土地で利便性も高い。きちんとしたビルを仕上げ、教育に貢献したい」と意気込む。
 学園関係者は「学都と言われる仙台の中でも特に古い歴史を持つ学校の伝統を継承し、次代を担う人材を育成したい」と話した。


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2018年07月25日水曜日


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