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<西日本豪雨>震災の恩返しに汗 松島町職員岡山・倉敷に派遣

災害廃棄物の処理を手伝う熊谷さん(右)=23日午後0時25分ごろ、岡山県倉敷市真備町

 西日本豪雨で大規模な浸水被害を受けた岡山県倉敷市真備町地区で、宮城県松島町の職員が汗を流している。松島は東日本大震災の際、同市から職員派遣を受けて災害廃棄物の処理を進めた縁がある。現地の町職員は「助けてもらった恩を返す」と力を込めた。(報道部・樋渡慎弥)
 最高気温35.1度を記録した23日。町総務課の熊谷賢さん(46)と町水道事業所の松谷倫明さん(40)が、廃棄物1次仮置き場のマービーふれあいセンターで廃棄物の処理作業に当たっていた。
 夏の日差しがじりじりと照らす中、2人は防じんマスクとゴーグルを装備。ひっきりなしに到着する軽トラックから手際良く廃棄物を下ろした。熊谷さんは顔を真っ赤にしながら「暑さなんて関係ない」と作業を進めた。
 倉敷市は震災時、職員約70人を松島町に派遣している。ふれあいセンターで車両誘導をしていた同市一般廃棄物対策課の宮川稔浩さん(45)もその一人だ。5月上旬から約10日間、町で廃棄物運搬などの作業に携わった。
 今回の豪雨では、13日夜に知り合いの町職員からの電話で松島町が支援に乗り出すことを知った。宮川さんは「一緒に汗を流した仲間が駆け付けてくれる。涙が出るほどうれしかった」と語った。
 豪雨被災地では大量の廃棄物処理が課題となる。松島町職員から分別方法や車両誘導などの助言を受け、作業はようやく軌道に乗り始めている。
 町は応援の職員派遣を8月中旬まで続ける予定だ。


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2018年07月25日水曜日


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