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<岩手・サケ刺し網漁訴訟>漁師側、判決取り消し求める

 サケの固定式刺し網漁を禁止する岩手県の漁業調整規則は不当だとして、県沿岸の漁師100人が県に漁業許可申請の不許可処分取り消しを求めた訴訟の控訴審第1回口頭弁論が24日、仙台高裁であり、漁師側は請求を棄却した盛岡地裁判決の取り消しを求めた。
 漁師側は「零細漁業者が許可を求めている固定式刺し網漁を禁止する漁獲量調整は、極めて不平等」と主張。定置網漁と刺し網漁は共存可能とした上で「適正な利益配分を図るのが水産行政の役割だ」と訴えた。
 3月の地裁判決は固定式は漁獲効率が良く、解禁すれば多くの漁業者が参入して漁獲量調整が困難になると指摘。固定式で採捕したサケは人工ふ化放流事業の親魚としての使用が難しく、資源の再生産に悪影響を及ぼす恐れがあることなどから、不許可には合理性があると結論付けた。
 地裁判決によると、漁師らは2014年9月〜15年1月に計3回、小型漁船による固定式刺し網漁の許可を申請し、県はいずれも不許可とした。県は資源保護を理由に固定式刺し網漁を禁止する一方、免許制の定置網漁は許可している。


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2018年07月25日水曜日


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