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<東芝メモリ>新工場起工 北上での半導体増産へ一歩

20年の製品出荷開始を目指す製造棟の完成予想図

 岩手県北上市への進出を表明していた半導体大手「東芝メモリ」(東京)の新工場起工式が24日、現地であった。投資規模は1兆円超。記憶媒体「3次元フラッシュメモリ」を生産する製造棟は2019年秋の完成予定で、20年の製品出荷を目指す。
 4万平方メートルの敷地に鉄骨5階の製造棟を建設し、19年春から順次、製造設備を搬入する。建設費は約1000億円、製造設備費は9000億円以上を見込む。
 フル稼働時には約1000人が勤務し、人工知能(AI)の導入で生産性を高める。起工式で成毛康雄社長は「半導体市場で勝ち続け、地域に貢献していく」と抱負を述べた。
 岩手県の達増拓也知事は「日本の最先端のものづくりが岩手に集結することになる。一緒に成長していきたい」と話した。
 東芝メモリは、東芝の半導体事業を分社化して17年4月に設立。東芝は米原発事業の損失を穴埋めするために今年6月、米ファンドを中心とする日米韓企業連合に2兆円で売却した。
 市場占有率は韓国サムスン電子に次ぐ世界2位で、18年3月期の営業利益は4791億円。三重県四日市市にある主力工場に北上新工場が加わり、増産体制を整える。


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2018年07月25日水曜日


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