宮城のニュース

<仙台大>スポーツ振興加速 東北で初めて国の事業に選定

 スポーツ庁の本年度の「大学スポーツ振興の推進事業」の対象に東北で初めて選ばれた仙台大(宮城県柴田町)が、スポーツ局の設置や部活の試合の動画配信など、さまざまな取り組みを予定している。国の財政支援を受け、トップアスリート育成や地域でのスポーツ普及を加速させる考えだ。
 日体大や筑波大など14大学も選ばれた。スポーツ庁が今年3〜5月、全国の大学から事業の提案を募っていた。各大学に事業費計9000万円を交付し、スポーツ振興を後押しする。事業がスタートした昨年度は8大学が選定された。
 国は本年度、大学と競技を横断的に統括する全米大学スポーツ協会(NCAA)の日本版の創設を目指している。事業の対象大学には組織の中核を担うことも期待されている。日本版NCAAはスポーツと学業の両立や安全性の確立、収益化の模索に取り組む。
 仙台大は今秋にも、学長直轄のスポーツ局を設置。スポーツ振興に向けた総合的な管理者として、専任の「スポーツアドミニストレーター」を配置する。プロや五輪を目指す選手のほか、指導者やボランティア、情報分析担当ら支援者を戦略的に育てる。
 サッカーやテニスの部活の試合にはホーム&アウェー方式を採用し、注目度や集客力を高める。インターネットによる試合の動画配信や入場料の徴収も視野に入れる。
 各競技のさまざまな技能を学内の資格として認定するスポーツソムリエ制度の導入も検討する。遠藤保雄学長は「将来は蓄積したノウハウを東北の他大学や宮城県内の小中高校にも提供し、地域全体のスポーツ振興に貢献したい」と意気込む。


2018年07月26日木曜日


先頭に戻る