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<ベガルタ>リーグ戦1巡目終え8位 攻撃の組み立て改善必要

仙台に加入し、アウェー鳥栖戦で初先発した矢島(左)。中盤の攻撃の新たな組み立て役として期待される=22日、佐賀県鳥栖市のベストアメニティスタジアム

 J1仙台はリーグ戦の1巡目を終え、7勝4分け6敗で勝ち点25の8位。昨季同時期の12位を大きく上回るが、渡辺監督は「思い描いた勝ち点に届いていない」と満足していない。目標の5位になるには勝ち点60ぐらいが目安となる。2巡目でのペースアップを目指し、得意の攻撃の形を突き詰めたい。
 ワールドカップ(W杯)ロシア大会開催による中断期間明けの2戦は、強みだったはずのビルドアップ(攻撃の組み立て)に苦しんだ。22日のアウェー鳥栖戦は終盤に速攻が決まり勝利したが、放ったシュートは3本だけだった。DFから中盤を経由する途中でパスの相手を探して迷う場面が目立った。ボールを奪っても、直後のパスでミス。ちぐはぐさも目についた。
 左サイドを担うMF中野は「今まで左サイドが起点だった。だから、相手に早い段階で右サイドへ誘導されているようだ」と感じている。右から左へ展開できれば揺さぶれるが、「最近はうまくできていないのを相手も分かっている」。
 テンポ良く両サイドに回せないと、相手DFのスライドで簡単に対応される。鳥栖戦は「(時間によって)DFは4枚で十分という守りだった」と中野。ボランチが最終ラインに入るまでもなくなれば、中盤のプレッシャーがより強まる。
 今月上旬のMF野津田の負傷離脱が痛い。ピッチの上下だけでなく左右にもよく走り、パスコースを増やしていた。パスを引き出してさばく、チームに血を巡らせる「心臓」だった。
 新たな「心臓」候補は、6月にG大阪から加入したMF矢島。FWの動き出しを察知するのが早く、攻撃的なパスのタッチも柔らかい。「チームとしても個人としてもボールを持つ時間をもっと増やさないと」。仙台の一員で初出場した鳥栖戦は連動面でかみ合わない面があったが、試合を重ねて修正できるかどうか。
 5位以上に入るには、2勝1敗程度のハイペースで残り17試合を乗り切ることが必要。そのために再びビルドアップを整備して攻撃を活性化させたいところだ。渡辺監督は「高いレベルで試合を進め、勝ち点を取る」と誓った。(佐藤夏樹)


2018年07月27日金曜日


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