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<ベガルタ>村林いづみのアディショナルたいむ/梁勇基の決意 在籍15年戦う姿勢ぶれず

<むらばやし・いづみ>仙台市在住のフリーアナウンサー。宮城教育大卒。2007年からJ1仙台の試合中継リポーターを務める。チームマスコットのベガッ太との掛け合いがサポーターに人気。勝利後のヒーローインタビューと祝杯のビールを楽しみに生きる1児の母。青森市出身。

 年に1度くらい、忘れてしまいたい試合というものがあります。J1仙台は18日の横浜M戦で、2−8と大敗を喫しました。中継リポートをしながら、どんどん奪われていくゴールに途中から気もそぞろ。それでも『試合後のインタビューをしなければ』と心を立て直しました。約10年、ユアスタ仙台でマイクを握っていますが、これだけの大量失点は初めてでした。
 「選手は試合でしか取り戻せないから」。こんな言葉を聞かせてくれたのは途中出場だったMF梁勇基選手。「試合に出た選手、出られなかった選手、それぞれ悔しい思いがある。それを練習や試合にぶつけていく。もう一度チームで一つになって戦うこと」。その言葉の通り、チームは中3日と短い期間で切り替え、22日の鳥栖戦では1−0で勝利をつかみ取りました。
 鳥栖戦ではメンバーに入らなかったものの、梁勇基選手はJ1通算250試合出場まであと一つと、節目を迎えようとしています。「250試合? 知らなかった(笑)」と、記録について話を聞くと毎度こんなリアクション。梁勇基選手の出場試合数はJ2時代のものも加えると500試合を優に超えています。
 「目の前の一試合を大切に。途中から出たとしても、結果を残すためにいい準備をしている」との姿勢は決してぶれません。渡辺晋監督が選手に求める「フレッシュな状態でいること」「常に試合を待ち望んでいる状態であること」。これを長年維持し続けているのが梁勇基選手なのです。
 在籍15年目のレジェンド。サッカーの喜びも厳しさも味わい尽くしている彼ですが、「まだまだうまくなれるはず」と日々の練習に打ち込んでいます。そんな彼にこの夏こそ、ヒーローインタビューのマイクを向けたいと心から願っています。(フリーアナウンサー)


2018年07月27日金曜日


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