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復興巡り2新人争う 福島・浪江町長選告示

 6月27日死去した馬場有(たもつ)町長の後任を決める福島県浪江町長選は26日告示され、ともに無所属新人で畜産農家の吉沢正巳氏(64)と元町議会議長の吉田数博氏(72)の2人が立候補を届け出た。8月5日に投開票される。
 町長選は馬場氏が死去前に辞職を申し出たのに伴う。東京電力福島第1原発事故に伴う町内の避難指示は昨春、帰還困難区域を除き解除されたが、有権者の多くが町外で避難生活を続ける中、馬場氏が掲げた「町のこし」など復興施策や帰還促進策が争点となる。
 候補者2人は居住者800人足らずの浪江町内で、それぞれ第一声を上げた。
 吉沢氏は町役場前で「町で主食用のコメや野菜の生産は無理。バイオエタノールなど燃料作物に切り替えるべきだ。原発汚染水の海洋放出は絶対反対。『希望の浪江』をつくるため人生を懸ける」と主張した。
 吉田氏は選挙事務所とした同町苅宿の自宅前で支持者130人を前に「スーパーなど買い物の場づくりが帰還のためにも急務。水田農業再生へ環境整備が大事だ」と強調。馬場氏の「後継候補」をアピールした。
 選挙期間を10日間とし県内7カ所に投票所を設ける。町議補選(欠員1)も同じ日程で行われ、2人が立候補を届け出た。
 25日現在の有権者は1万5563人。

 ◇福島県浪江町長選立候補者
吉沢 正巳 64 畜産農家   無新
吉田 数博 72 元町議会議長 無新


2018年07月27日金曜日


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