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「みんな食堂」食を通して住民交流の場に 南三陸社協、幅広い世代の参加呼び掛け

会話を楽しみながら食事をする参加者

 宮城県南三陸町社会福祉協議会は7月、地域住民を対象に夕食の場を定期的に設ける活動「みんな食堂」を始めた。4月に同町志津川に開所した高齢者生活支援施設「結の里」の活用策として、運営する町社協が昨年から検討会や試行を重ねて開催にこぎ着けた。子どもから高齢者まで幅広く参加を呼び掛け、食を通じて住民同士の交流につなげていく。

 初回は13日に結の里であり、近隣の災害公営住宅の高齢者や親子連れなど約40人が参加した。4グループに分かれて夏野菜を使ったカレーライスを作り、会話をしながら食事を楽しんだ。
 災害公営住宅で1人暮らしの無職菅原幸子さん(85)は「1人の生活だと鍋いっぱいにカレーを作る機会がない。作る量が多いと味がしっかり出るし、何よりもみんなで食べる夕食はおいしい」と笑顔を見せた。
 検討会は昨年4月に始まり、住民らが結の里での活動内容を話し合ってきた。10月には「ミニ食堂」と銘打った郷土料理作りの試行イベントを行うなどして準備を進めてきた。実行委員長の大山たつ子さん(66)は「1人暮らしの人から夕食を食べるのが寂しいという声を聞いたのが活動のきっかけ。みんな食堂が気軽に参加できる場になればいい」と期待する。
 町社協地域福祉係の高橋吏佳係長は「今後も結の里の活動に住民が主体的に関われるように支援していきたい」と話す。
 みんな食堂は8月と1月を除く月1回開催し、参加費は1人300円。次回は9月19日の予定で、お月見をテーマにした料理を作る。連絡先は結の里0226(29)6452。


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2018年07月29日日曜日


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