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<高校野球宮城>好投手擁する公立校が活躍する大会に

 仙台育英が67チームの頂点に立った。6カ月間の対外試合禁止処分が明けてから、わずか2カ月足らず。大会序盤はらしくないミスも目立ったが、試合を重ねる中で本来の隙のない野球を取り戻した。
 安定した戦いができたのは、継投パターンが確立したことが大きい。田中は全6試合で先発して防御率0.59と、きっちり試合をつくった。2番手の大栄の安定感も特筆すべきものがある。中盤で田中がピンチを迎えると、迷わず大栄を投入できる余裕があった。打線は8番沢田、9番熊谷が打率5割超と好調だった。
 古川工は今大会で最も勢いに乗って勝ち上がったチームと言えるだろう。主戦小松はスライダーを軸に6試合をほぼ1人で投げ抜き、防御率1.84と安定。打線は迷いのない振りで東北、柴田の好投手を攻略した。しかし、決勝では仙台育英投手陣の前に沈黙した。
 4強に残ったシード校は柴田だけ。春の県大会を制し、東北大会で準優勝した東北は第1シードとして宮城大会に臨んだが、4回戦で古川工に零封負けした。第2シード古川学園も準々決勝で姿を消した。
 好投手を擁した公立校が活躍した大会でもある。柴田の柴崎は4試合で32奪三振の力投を見せた。角田の太田悠は低めへの制球が抜群で、優勝した仙台育英を最も苦しめた。
 連日の猛暑で大会序盤は足がつる選手が続出した。悔いなく戦うためにも、暑さへの対策を万全にしてほしい。(今愛理香)


2018年07月29日日曜日


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