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<宮城農協再編>古川農協も合併協議離脱 予備調印目前、残り5農協に

 古川農協(宮城県大崎市)は30日開いた理事会で、宮城県北部の農協による合併推進協議会から脱退することを決めた。31日、推進協に対し正式に報告する。合併構想から離脱するのは、いしのまき(石巻市)加美よつば(色麻町)に続き3農協目。推進協は6農協合併で2019年4月の新農協発足を予定していたが、現段階で推進協に残るのは5農協となった。
 いしのまきと加美よつばの離脱を受け、古川農協を含む6農協は今年2月、新農協を来春発足させることを再確認。その後、本店を栗原市に置くことや新農協の名称を「新みやぎ」とすることを決め、予備調印を8月24日、合併のための各農協の臨時総代会を10月23日に設定していた。
 30日の理事会ではまず予備調印の承認について協議が行われ、反対多数で否決された。その後、推進協からの離脱に関する追加提案があり、賛成多数で可決された。
 推進協離脱に賛成した理事の一人は「財政的に厳しいことは分かるが、合併のメリットが見えない」と語った。佐々木稔組合長は取材に「合併の意義を理解してもらえなかったのは残念だ。あと一歩で予備調印というところまで進んだのに離脱することになり、5農協には大変申し訳ない」と述べた。
 古川農協の17年度実績は正組合員数8800人、販売品販売高66億7350万円。今後、農協再編は栗っこ(栗原市)南三陸(南三陸町)あさひな(大和町)いわでやま(大崎市)みどりの(美里町)の5農協で進められることになる。
 6農協合併が実現するとコメなどの米穀販売高(17年度実績)が計約220億円で全国トップ、米穀を含む販売品販売高が約397億円で9位、正組合員数は4万6307人で7位となり、国内有数の事業規模が見込まれていた。


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2018年07月31日火曜日


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