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東北の中小企業の景況悪化 4〜6月期、全国で唯一マイナス指数

 日本政策金融公庫仙台支店が30日発表した4〜6月の東北の企業動向調査によると、従業員20人以上の中小企業の景況感を示す業況判断指数(DI)は前期比1.4ポイント減のマイナス5.2だった。製造業が5期ぶりにマイナス値に転じるなど製造業、非製造業ともに悪化。全国9地域でマイナス値は東北のみだった。
 DIの推移はグラフの通り。中小企業のうち製造業は1.6ポイント下落のマイナス1.0。人材確保への懸念などから好調だった半導体関連の電子部品・デバイスで低下。生産用機械などの各種機械は好調を維持した。
 非製造業は0.7ポイント下落のマイナス6.8で、3期連続の悪化。サービス業は好転したが、原材料費高騰や低調な個人消費を背景に卸売業や小売業で不調が続いている。
 従業員20人未満の小企業は8.2ポイント上昇のマイナス28.9で、3期ぶりに改善。全産業でマイナス値のままだが、製造業以外の業種は上昇した。県別は福島以外の5県で上昇した。
 先行き(7〜9月)は中小企業が5.8ポイント上昇の0.6で、プラス転換を見込む。小企業は3.5ポイント低下のマイナス32.4で悪化する見通し。
 仙台支店の担当者は「長期的には持ち直しているが、売り上げ好調な製造業などで人手不足が経営に与える影響への不安が大きくなっている」と分析した。
 調査は東北の中小企業1151社、小企業835社が対象で、回答率はそれぞれ58.5%、72.7%。


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2018年07月31日火曜日


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