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<楽天>終盤粘り逆転 8回に茂木が口火、銀次勝ち越し打

8回楽天無死満塁、銀次が右翼線に2点二塁打を放つ=京セラドーム

 「1点が取れない嫌な流れの中、よく粘ってくれた。見事な攻撃だ」。東北楽天の平石監督代行は声を弾ませた。チームワーストの18残塁と再三の好機をつぶしながら、2点を追う八回に驚異的な粘りで4得点し逆転。射程にとらえる5位オリックスから貴重な白星を手にした。
 八回、今江の押し出し死球で追い付いた後の無死満塁。打席に立つ銀次には明確な狙いがあった。「フォークボールを頭に入れながら、高めの球が来たら負けないように打ち返す」。吉田一(青森山田高−日大出)の2球目の直球は想定通りの真ん中高め。これをうまく捉えた。右翼線に鋭く運ぶ二塁打で、2点を勝ち越した。7月の打率は3割超、直近5試合で10安打7打点の結果を残す「試合勘」はここでもさえた。
 もう一人。試合後に充実した表情を見せていたのは茂木だった。二回に放った先制の2点二塁打は、本塁打を除けば4月15日以来の適時打。八回にも右前適時打を放ち1点差とし、後の逆転劇につなげた。
 「最近は結果が出なかったのでいろいろなことを試した」と茂木。7月25日の日本ハム戦から同僚の岡島のバットを使っているのもその一つで、「バットの長さが短くてグリップが太く、素直に振れる」という。試行錯誤が奏功した。
 チームは後半戦に入り、10勝2敗。すさまじい勢いで白星を積み上げている。奇跡のクライマックスシリーズ出場は、決して非現実的な話ではない。(狭間優作)


2018年08月01日水曜日


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