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<福島県>震災と原発事故「語り部」育成事業開始 浜通りの現状12人学ぶ

浪江町の漁港の復興状況などを確認した語り部育成事業の参加者ら

 福島県は7月28日、東日本大震災と東京電力福島第1原発事故の体験を伝える語り部の育成事業を始めた。1回目はフィールドワークがあり、応募した県内の被災者らが原発事故や津波の被害を受けた浪江町などを見学した。
 浜通り地方に住む40〜70代の12人が参加。浪江町では、町に若者を呼び込む活動に取り組む団体の小林奈保子代表(31)から「今春の小中学校再開で、町には少しずつ活気が戻っている」と町の現状の説明を受けた。昨年3月に試験操業が解禁された同町の請戸漁港も訪れ、津波で被災した港の復旧工事の進捗(しんちょく)状況を学んだ。富岡町や南相馬市小高区などの被災地もバスで回った。
 広野町に避難している富岡町の管原ユウ子さん(59)は「被災地の状況がよく分かった。避難の混乱時の経験を伝えられる語り手になりたい」と語った。
 育成事業は、県内の被災地で語り部が減少していることを受けて実施した。12月まで計4回あり、口演の原稿を書いたり、アナウンサーから話し方を学んだりする。


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2018年08月02日木曜日


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