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<楽天>3連続逆転勝ち 田中、茂木が9回殊勲打

9回、勝ち越し打を放ち、一塁上で雄たけびを上げる東北楽天・茂木(右)

 1−2の九回2死二塁。硬くなってもおかしくない場面で打席の田中は落ち着いていた。「前は好機で力が入ってしまい凡打。なので、フォークボールが浮いてくれればいいなと思うくらい」。4球目、願い通りの球を右翼線に運び、同点の三塁打。「外野は前進守備。その上を越そうと思っていた」と振り返った。
 ここから一気に畳み掛けるのが今の東北楽天だ。続く茂木は「三走(田中)がいるので、低い球は投げないだろうと考えた」。3球目の外角高めの直球を鋭く中前に運び、試合を決めた。
 茂木は今季、得点圏打率1割台半ばと苦しむが、この3連戦で4打点をたたき出した。「ストライクコースに来ても狙った球以外に手を出さなくなった」と強調する。茂木に限らず、前半戦のような打ち損じが少なくなったのが、打線好調の一因だろう。
 後半戦の白星12のうち、今回の3連戦を含む8試合が逆転勝ちだ。選手は勝負強さの背景について「ベンチが明るい。負けているのに負けていない雰囲気」と口々に語る。
 前半戦終了時に20あった借金は半分の10に。不可能と思えた借金完済、上位浮上も現実味を帯びてきた。
 今季、13勝28敗と大きく負け越している本拠地で迎える次のロッテとの3連戦は、今後の行方を決める大事な戦いとなる。今度こそファンの声援を力に、後半戦に入り12勝2敗の桁外れな勢いを加速させたい。(狭間優作)


2018年08月03日金曜日


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