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<大槌町震災検証文書破棄>住民団体代表「言葉を失う」 知事「直ちに駄目と言えず」

 住民団体「おおづちの未来と命を考える会」は、岩手県大槌町が東日本大震災での対応を検証するために町職員ら80人から聞き取った調査資料が廃棄されたとみられることも疑問視している。会の高橋英悟代表は2日、「言葉を失う」と落胆した。
 町は、震災発生から8年となる2019年3月に震災記録誌の刊行を予定している。編集委員の一人でもある高橋代表は「地震発生から72時間で何が起こったのかを検証しようとしていた。記録誌の在り方を再考しなければならない」と嘆いた。
 震災で大槌町は県内沿岸自治体で唯一、避難指示、勧告を出さず、町民の約1割に当たる1286人が犠牲になった。これを踏まえて達増拓也岩手県知事も「地域の皆さんは、なぜあんなことになったのか知りたいと思うのではないか」と定例記者会見で言及した。
 一方で破棄に関わったとみられる町震災検証室長(当時)の判断には「自分以外に見せないと約束して聞き取ったものなら(破棄が)直ちに駄目とは言えない」と評論した。


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2018年08月03日金曜日


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