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<東海インターハイ>男子ハンマー投げ 種市(青森弘前実)大会新V

男子ハンマー投げ決勝 大会新記録となる65メートル98を投げ優勝した青森・弘前実の種市

 第2日は2日、三重県伊勢市の三重交通Gスポーツの杜伊勢などで行われ、陸上のハンマー投げは種市裕紀(青森・弘前実)が65メートル98の大会新で優勝した。男子400メートルは森周志(北海道栄)が47秒14で2連覇、白井一央(仙台西)は47秒90、鍋嶋栄二(仙台育英)は48秒59で決勝へ進めなかった。女子100メートル障害は小林歩未(千葉・市船橋)が向かい風0.3メートルの条件下、13秒34の高校新記録で制覇。2007年にマークされた従来の記録を0秒05更新した。茨木凜(山形・九里学園)は4位、阪希望(山形中央)は7位に終わった。ボートの男子シングルスカルは門馬健将(福島・会津)が制した。

<新記録連発「100点満点」>
 「行けーっ」と叫んで見守った最後の6投目が、大会新記録の65メートル98をたたき出した。男子ハンマー投げの種市は「本当に信じられない。現実かな、夢じゃないかな」と喜んだ。
 圧巻と言える投てきの連続だった。大会前の自己ベストは60メートル56。予選で61メートル30を投げて決勝へ進むと、2、3投目で63メートル台に記録を伸ばし「良い感触をつかんだ」。5投目は軸をきっちりつくって65メートル71の大会新。6投目は「記録を欲張らずに同じ投げを心掛けた」。さらなる新記録にスタジアムがどよめいた。
 6月の東北大会以降、試合を想定して練習に集中できていたと言う。「集大成の投げを見せられればいい」と無欲で臨んだ。冬はハンマーを投げられない雪国の選手だからこそ、一投一投の大切さを知っている。
 野球部だった中3の夏に高校のハンマー投げの指導者から「陸上をやれば人生が変わる」と言われ、高校から始めた。優勝が決まった瞬間は監督や仲間、親の顔が浮かび、自然に涙がぽろぽろこぼれ落ちた。
 「他の選手との駆け引きでなく、どれだけ自分の世界で投げられるか。100点満点の試合展開、100点満点の投げだった」。本当に人生が変わった。青森県六戸町出身。175センチ、100キロ。(岩崎泰之)


2018年08月03日金曜日


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