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<仙石線>長時間運休の原因特定 架線の金具に接触痕

 車両のパンタグラフ故障で一部区間が2、3日にわたり長時間運休したJR仙石線は4日、始発から平常運転に戻った。夜間点検で架線に故障原因とみられる接触痕が見つかり、JR東日本仙台支社は対策を施した。
 仙台支社によると、高城町(宮城県松島町)−手樽(同)駅間の高城町トンネル入り口付近で、通常はパンタグラフと触れない架線の金具に接触した痕が見つかった。2日に多賀城駅で、3日に東松島市の陸前赤井駅でパンタグラフに異常が見つかった車両が接触したとみられる。
 架線に異常な垂下などはなく、2日夜から3日朝にかけての点検では発見できなかった。仙台支社は架線の金具の位置を動かすなどして、パンタグラフと触れないよう処置した。引き続き接触した原因を調べている。
 今回のトラブルは2、3の両日午後、普通列車のパンタグラフに異常が見つかり、全線で一時運転を見合わせた。2日は東塩釜−石巻間、3日は高城町−石巻間が終日ストップ。2日間で計115本が運休し、約4万人に影響した。
 工学院大(東京)の高木亮教授(電気鉄道システム)は「2日続けて同じ原因の運休は極めて珍しい。原因の箇所を短時間で発見するのは難しかったと思うが、そもそも接触する状況を生じさせたことに業界の技術力の低下が疑われる」と話した。


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2018年08月05日日曜日


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