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<松島湾>アマモの藻場取り戻そう 砂団子投入、海底環境改善促す

砂団子を海に投げ入れる参加者

 宮城県松島町の福浦島に架かる福浦橋で4日、橋の日(8月4日)にちなんだイベント「松島湾 うみっこ たづっこ プロジェクト」があった。湾内の生態系を守る海草のアマモが根付きやすくなるように、海底の環境を改善するため、団子にした砂を海に投入した。
 主催したNPO法人環境生態工学研究所(仙台市)によると、東日本大震災の津波で湾内のアマモの藻場はほぼ壊滅し、3割ほどしか回復していない。砂が流れて泥が多い現在の環境を、アマモの生育に適した状態するのがプロジェクトの狙い。
 福浦橋を訪れた観光客らが橋のたもとから、海面に設けられた2メートル四方ほどの試験枠目がけて、用意した約100個の砂団子を投げ入れた。町も開催に協力した。
 藻場は多様な生物が育つ「海のゆりかご」と言われる。プロジェクトはアマモを回復させ、多くの生物が集まるようにし、最終的には、タツノオトシゴ(たづっこ)を呼び込むのが目標だ。
 同研究所の佐々木久雄理事は「底質の変化がアマモの自然回復を遅らせている。砂地を増やすのは生育適正環境をつくる第1弾。秋にアマモの種まきや移植をしたい」と話した。


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2018年08月05日日曜日


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