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高校野球の「試合前あいさつ」は仙台発祥 野球史家・伊藤さんが解説

「試合前あいさつ」発祥の経緯を紹介する伊藤さん

 全国高校野球選手権などでおなじみの「試合前あいさつ」が仙台発祥であることを伝える講演会が4日、仙台市青葉区の東北大片平北門会館であった。
 両校ナインが本塁を挟んで一礼する慣習は、旧制二高(現東北大)が1911(明治44)年11月に市内で開いた東北6県中学野球大会を起源に持つ。
 泉区の野球史家、伊藤正浩さん(46)が解説。応援団同士の争いや学業への悪影響から同年8月に「野球害毒論」が起こり「旧制二高があいさつという行動で学生野球の健全性を示そうとした」と説明した。
 鍵を握った人物として、野球害毒論について、当時の新聞に「教育者の不見識無責任」が原因と指摘した三好愛吉校長を挙げた。
 伊藤さんは、三好校長が武士道精神に沿うよう「バントをしない」などと指示したエピソードも紹介。「礼に始まる学生野球を確立した功績を語り継ぎたい」と述べた。
 東北大応援団OBらでつくる「旧制二高をレスペクトする会」が主催し、約40人が参加した。


2018年08月05日日曜日


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