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スイカ収穫、アシストスーツが助けます 1玉10kgでも「快適に運べる」高齢化する農家に好評

パワーアシストスーツを着用し、夫敏明さん(左)とスイカを収穫するとみさん

 スイカの生産が盛んな山形県大石田町で、人の動作を助ける「パワーアシストスーツ」を導入し、収穫作業の負担軽減を図る取り組みが始まった。農家の高齢化が背景にあり、利用者からは「重いスイカが楽に持ち上げられる」と評判だ。
 7月下旬、高橋敏明さん(66)と妻とみさん(64)が畑で収穫作業に追われていた。スイカの表面を磨いたり、箱に詰めたりする作業は機械でもできるが、摘み取りは果実を傷つけないよう人の手で行うしかないという。
 「スイカの収穫は一苦労」と話すとみさんは、アシストスーツを背負い、腰や太ももで固定。中腰で収穫を始め、1玉10キロ前後のスイカを次々と台車に積み込んだ。「快適に運べた」と笑顔を見せた。
 奈良市のベンチャー企業「アトウン」が開発したもので、腰の角度をセンサーで感知し、物を持ち上げた際に自動でモーターが動き、体を起こす動作を助ける。地元農家でつくる生産部会が10台購入し、今夏から有料で貸し出した。
 みちのく村山農協(村山市)の伊藤和宏大石田営農センター副主査は「スイカ以外の農産物にも利用範囲が拡大できるかもしれない」と話す。


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2018年08月06日月曜日


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