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<福島・浪江町長選>吉田氏初当選「馬場氏の遺志継ぎ町再生」

吉田数博(よしだ・かずひろ)氏 72(1)元町議会議長(双葉地方町村議会議長会長)浪江町、小高工高

 東京電力福島第1原発事故に伴う避難指示が昨年春に帰還困難区域を除いて解除された福島県浪江町の町長選は5日、投票が行われ、即日開票の結果、無所属新人で元町議会議長の吉田数博氏(72)が、無所属新人で畜産農家の吉沢正巳氏(64)を破り初当選した。
 6月27日に3期目半ばで死去した前町長馬場有(たもつ)氏の辞職申し出に伴う選挙。原発事故時、町議会議長として馬場氏と事故対応に当たった吉田氏は選挙事務所の自宅であいさつし「馬場氏の『町のこし』の遺志を引き継ぎ、町の再生を図りたい」と述べ、町民の生活再建を進める考えを示した。選挙戦では、若者の働く場確保や買い物環境整備、水田農業再生を掲げた。
 現在の町内居住者は約800人で、原発事故前の約2万1000人から大きく減った。当面の目標として示した5000人まで具体的にどう回復させるか、吉田氏の手腕が問われる。
 吉沢氏は原発事故に伴う国の殺処分命令に従わず、町内の牧場で牛約300頭を飼ってきた。町長選では燃料作物への作付け全面転換などを主張したが、浸透しなかった。
 当日の有権者は1万5417人。投票率は43.08%で、前回を12.97ポイント下回った。

◇福島県浪江町長選開票結果(選管最終)
当  5,231吉田 数博 無新
   1,282吉沢 正巳 無新


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2018年08月06日月曜日


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