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<ILC>ノーベル賞の米国人研究者2氏、施設の必要性強調 東京でシンポ1000人参加

ノーベル賞受賞者がILCの意義を語ったシンポ

 岩手、宮城両県にまたがる北上山地が建設候補地の超大型加速器「国際リニアコライダー」(ILC)構想について、ノーベル物理学賞受賞の米国人研究者2人が意義を語るシンポジウムが5日、東京都文京区のお茶の水女子大であった。研究機関など約20の組織でつくる「ILC推進プロジェクト」が主催。約1000人が参加した。
 講師を務めたのは物理学の標準理論の進展で1979年に受賞したシェルドン・グラショー氏(85)と、重力波初観測への貢献で2017年に受賞したバリー・バリッシュ氏(82)。
 ILC国際共同設計チームの責任者も務めたバリッシュ氏は「ILCは標準理論を探究する国際プロジェクト。世界中からさまざまな技術や専門知識が集まる」と指摘。グラショー氏は「数十年にわたり素粒子物理学の中心となる実験施設だ」と必要性を訴えた。
 ILC構想を巡っては、文部科学省が誘致の可否の判断材料にするため日本学術会議に検討を依頼。近く審議が始まる。


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2018年08月06日月曜日


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