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<汚染廃>堆肥化地域で温度差 栗原市、畜産農家対象に説明

 東京電力福島第1原発事故に伴う放射性物質で汚染された国の基準(1キログラム当たり8000ベクレル)以下の廃棄物に関し、堆肥化での牧草の処理を目指す宮城県栗原市は7日、堆肥を利用する可能性がある市内の畜産農家らを対象にした説明会を市内3カ所で開いた。製造施設の建設候補地がある栗駒地区では市の説明に批判が相次ぐ一方、他地区で強硬な反対意見は無く、事業の可否に地域間で温度差が出た。
 栗駒、築館、金成の3地区で実施し、畜産農家や汚染牧草を保管する市民ら計約100人が参加した。栗駒地区では候補地の選定に関する不満が噴出。「栗駒への施設建設ありきの事業では」との批判も出た。
 築館、金成両地区では風評被害対策や作業者の安全確保策などへの意見が出たが、事業の見直しを求める声はほとんど無かった。登米市で実験を進める400ベクレル以下の廃棄物のすき込みを勧める意見もあった。
 市は近く畜産農家らに堆肥の利用の可否を問うアンケートを実施する方針。市の担当者は「牧草を保管する人たちの苦悩は切実だ。さまざまな意見を聞きながら、処理の在り方を検討したい」と話した。


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2018年08月08日水曜日


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