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<岩手・大槌>震災検証の聞き取り資料廃棄 町長「適切でなかった」

 岩手県大槌町の平野公三町長は7日の定例記者会見で、東日本大震災での対応を検証するために町職員ら80人から聞き取った調査資料の廃棄を認め「検証結果を裏付けるものがなくなり、適切ではなかった」と述べた。
 町の規定では「公文書には当たらない」と説明。調査を担当した震災検証室長(退職)が今年3月に資料の廃棄を総務部長に申し出たことを明らかにし「この時点で、もっと慎重に対処すべきだった」と対応の誤りを認めた。
 検証は独立性と客観性を保つために室長が1人で担い、業務に関する起案、決済文書もなかった。聞き取りは公開されないことを前提に実施した。
 平野町長は「資料の取り扱いに関して室長とコミュニケーションを取るべきだった。猛省しなければならない」とする一方「検証報告書には聞き取り内容が反映され、町として今後の災害対応でやらなければいけないことが指摘されている」と釈明した。文書管理の在り方については「透明性の確保、説明責任は重要であり、制度の改善を検討していきたい」と話した。


2018年08月08日水曜日


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