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<甲子園>「みちのくのドクターK」吉田快投、異名にたがわぬ14奪三振

金足農−鹿児島実 鹿児島実打線を1得点に抑えて完投した金足農の吉田(川村公俊撮影)

 「みちのくのドクターK」。そんな異名にたがわない快投だった。金足農は主戦吉田が14奪三振で1失点完投。チームを23年ぶりの甲子園勝利に導いた。
 毎回のように得点圏に走者を背負ったが、ここ一番の投球が見事だった。
 六回は二塁打に暴投と四球で2死一、三塁のピンチ。代打山下達はカウント2−2から高めの真っすぐで空振り三振に。七回も2死から一、二塁とされ、益満には3ボールとカウントを悪くしたが、直球三つで空振り三振に仕留めた。
 「高めの真っすぐは見逃せと指示していたのだが…」。試合後、鹿児島実の宮下監督は唇をかんだ。14三振のうち12を直球で奪っており、ほとんどは見逃せばボールになる高めの球。手を出してしまうのは球威がなせる技なのだろう。
 それでも吉田の自己採点は「30点くらい」とかなり辛め。完封が見えかけていた八回の1失点を悔しがり「次は心の隙をつくらずに無失点で勝つ」と誓った。
 序盤は体の開きが早くシュート回転する球が目立ったが、回を追うごとに改善されていった。落ち着きを取り戻し、本来の実力を発揮するであろう2回戦が楽しみだ。(大谷佳祐)


2018年08月09日木曜日


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