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ママの防災力向上を 大船渡で「ぼうさいカフェ」避難時のポイントや役立つグッズ学ぶ

「ぼうさいカフェ」で非常時に必要な備えを伝授する新沼さん(左端)

 東日本大震災で被災した岩手県大船渡市で、「ママのためのぼうさいカフェ」が2カ月に1回のペースで定期開催されている。震災後に赤ちゃんを授かったり、市に引っ越してきたりした母親の防災力向上を目指す。
 今年3月に始まったカフェは市社会福祉協議会が主催。防災士の新沼真弓さん(45)=大船渡市=が講師になり、自宅の地震対策や避難時のポイントを学ぶ。
 会場の市Y・Sセンターは普段から子育て中の母親たちが集う場所になっており、気軽に参加できる。
 7月のカフェではマスクや母子手帳、ホイッスルなど、常に持ち歩くと役立つグッズを紹介。参加した母親からは防災用品をどこに保管するかや、おむつを備える際の注意事項について質問が寄せられた。
 新沼さんは「室内に取りに戻れるとは限らない。車などに分散保管しておくといい」「おむつがなければ、タオルとビニール袋で代用できる」と助言した。
 震災では、避難所に必要な救援物資が届かなかったり、乳幼児の夜泣きで周囲を気にして母親が疲弊するなどの事例が多数あった。2016年の熊本地震や直近の西日本豪雨でも同様の問題が報告されている。
 新沼さんは「知識を身に付けて限られた環境で工夫するとともに、人に助けを求められるようになってほしい」と話している。


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2018年08月09日木曜日


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