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新校舎に地域交流の場 生徒がカフェ運営 住民と課題解決へ

「地域協働スペース」の完成イメージ図と模型を前に期待を語る長谷川さん(右)と石井さん

 福島県ふたば未来学園高(広野町)は、来年4月完成の新校舎に設ける「地域協働スペース」の概要を固めた。生徒がカフェを運営し、住民が自由に利用できる。生徒が交流を通じて学んだり、東京電力福島第1原発事故で被災した地域の課題解決の実践につなげたりできる空間を目指す。
 図書室を含め広さ約600平方メートルで、自主学習や課題研究が可能。気軽に立ち寄れるよう、ソファを備えて打ち合わせスペースも設ける。カフェでは、農業や商業を学ぶ生徒らが関わって菓子などを提供する。
 デザインや備品調達などで国内外の寄付による日本財団の震災支援基金の助成を受けた。運営費や図書費を含め支援額は約1億500万円。
 地域活性化を目指す部活動「社会起業部」に、カフェ運営を担う約15人のグループができた。メンバーの1年長谷川佳帆さん(16)は「地域の人と生徒が年齢を気にせずに相談し合える関係になればいい」と期待。3年石井美有さん(17)は「自分は新校舎に入れないが、OGも来やすい場所になってほしい」と話した。
 スペースには昨年から同校に常駐するNPO法人カタリバ(東京)のスタッフが詰め、放課後の学習や居場所づくりを引き続き支援する。同校には来年4月、中学校が併設される。


2018年08月10日金曜日


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