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<仙台空港>宮城県、運用時間延長へ地元2市と合意目指す

 宮城県が完全民営化した仙台空港(名取市、岩沼市)の運用時間(午前7時半〜午後9時半)延長に向けて、地元2市との本格的な調整に乗り出すことが10日、分かった。今月下旬以降、名取、岩沼両市議会や空港周辺の住民らへの説明を始める。運用時間延長に伴う騒音への懸念などを払拭(ふっしょく)し、地元2市の合意を取り付けたい考えだ。
 県は運用時間延長により、新規路線の就航や増便を期待する。国が定めた東日本大震災の復興期間が終わる2020年度以降をにらみ、交流人口拡大や観光振興、産業集積などを狙う。
 仙台空港の運用時間は1999年7月、1時間半延長し、1日13時間に変更した。2001年7月にはさらに1時間延長し、現行の14時間となった。県は将来的な24時間化も見据え、地元との協議を進める。
 県は17年3月から空港周辺の騒音予測調査を実施。航空機材や離着陸時間、飛行経路について複数のパターンを想定し、シミュレーションを繰り返した。県は地元説明の中で結果を示し、理解を求める方針。
 運用時間の延長で名取、岩沼両市の合意を得られれば、航空機の具体的な運航計画を踏まえ、国土交通省東京航空局に時間延長を要望する見通し。
 仙台空港は16年7月、国管理空港として全国で初めて民営化された。着陸料の割引などが功を奏し、路線の新規就航や増便が相次いだ。17年度の利用者は過去最高の約344万人を記録した。
 村井嘉浩知事は7月2日の定例記者会見で「インバウンド(訪日外国人旅行者)を増やすため、海外の航空会社に乗り入れてもらう競争が非常に激化している。仙台空港が選ばれるには運用時間の延長などが大きな課題。名取、岩沼の住民らと話し合いを進めたい」との意向を示していた。


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2018年08月11日土曜日


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