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懐かしい双葉のはやし 笑顔の輪 いわきの拠点で初の盆踊り

災害公営住宅の広場で行われた盆踊りを楽しむ参加者

 東京電力福島第1原発事故で全町避難する福島県双葉町の町民が多く暮らすいわき市勿来町酒井地区の災害公営住宅で11日、初の盆踊りがあった。町が町外拠点に位置付ける団地には避難先からも町民が集まり、懐かしいおはやしに乗って夏のひとときを過ごした。
 盆踊りは、町民有志グループ「夢ふたば人」が町の伝統を継承し、町民の交流を図ろうと2012年から同市南台の仮設住宅で開催。町外拠点が完成したため、今年から会場を移した。
 原発事故前から町内で使ったやぐらの上で、各地区の芸能保存会のメンバーらが次々とおはやしを披露。地区ごとに異なる笛の音と太鼓に誘われるように町民らが踊りの輪をつくった。
 夢ふたば人会長の会社員中谷祥久さん(38)は「双葉町を感じてもらう場にしたい。帰町できるまでこの地で盆踊りを続けていきたい」と話した。
 公営住宅に暮らす南場信子さん(81)は「避難後初めての盆踊り。子どもの頃から踊っていたので昔を思い出し楽しかった」と話した。


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2018年08月12日日曜日


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