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<甲子園>聖光学院、衛藤完投「悔いなし」

報徳学園−聖光学院 8回表報徳学園無死、小園(左)にこの日3本目の二塁打を打たれ、打球の行方を追う聖光学院先発の衛藤

 聖光学院は主戦衛藤が待望の復活を果たして臨んだ夏だったが、大会注目の遊撃手・小園の引き立て役になってしまった感がある。三つの二塁打を全て得点につなげられ、「何を投げても打たれてしまった」。衛藤はお手上げと言った表情で振り返った。
 1番小園の二塁打を2番村田が送り、3番長尾がかえす。報徳学園の得点パターンは全て同じ。ただ、左前の当たりで悠々と二塁まで進まれたり、前進守備の遊ゴロで本塁生還を許したり、プロ注目の足を存分に見せ付けられた。
 衛藤にとって、初めて万全の状態でマウンドに上がった甲子園だ。昨夏は右肘の疲労骨折で手術を受けて棒に振った。今春の選抜大会は痛みを感じながら腕を振っていた。大会後にもう一度メスを入れ、懸命なリハビリを経て臨んだ夏だった。
 「衛藤が戻ってきて完投できたのがうれしかった」。復活を信じ続けてきた斎藤監督は人情家らしい笑みを浮かべた。衛藤本人も「敗戦は悔しいけど初めて全力でやり切れた。悔いはない」。すがすがしい表情を浮かべて聖地を後にした。
(今愛理香)


2018年08月12日日曜日


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