宮城のニュース

<E番ノート>種をまく

 「山下、プロ入り第1号がサヨナラ2ランホームランとなりました」。楽天生命パーク宮城(仙台市)で女性アナウンサーの高らかな実況が響いた。
 試合実況は男性の印象が強く、珍しいが…。実はこれ、球場内にあるコミュニティーFM局「Rakuten.FM」が先日行ったスポーツ実況セミナーの様子。東北楽天の山下が7月24日の日本ハム戦でサヨナラ弾を放った場面も題材にした。
 講師は文化放送で長年、西武戦の中継を担当した宮城県出身のアナウンサー、鈴木光裕さん(62)。参加者は声の出し方などの基礎技術を学び、試合映像を見ながら実況に挑戦した。
 「仙台には野球、サッカー、バスケットボールなどプロスポーツがそろう。将来的に地域で活躍するアナウンサーを育成したい」。同局の鳥飼健司代表の思いに、鈴木さんが賛同した。地域に種をまく作業を今後、より本格化させる計画だ。
 仙台市内の専門学校に通い、スポーツトレーナーを目指している北谷有里紗さん(19)、熱海香鈴さん(18)は「伝える技術を学ぶことで、将来の選択肢も広がる。実況を続けてみたい」と目を輝かせた。(金野正之)


2018年08月14日火曜日


先頭に戻る