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馬場前町長に最後の別れ 福島・浪江で「しのぶ会」

浪江町の復興と再生に力を注いだ馬場前町長をしのぶ会

 福島県浪江町の馬場有(たもつ)前町長をしのぶ会が12日、町地域スポーツセンターであった。馬場さんは東京電力福島第1原発事故後の町内対応を陣頭指揮し、3期目半ばの6月27日、69歳で死去した。復興再生を目指す「町のこし」に全身全霊をささげた前町長の遺影に、約220人が献花した。
 しのぶ会は町主催。今月5日の町長選で初当選した吉田数博町長は「命を懸けた『町のこし』をしっかり引き継ぎ、成し遂げる」と話した。
 お別れの言葉を述べた友人3人のうち、小学校から大学まで一緒だった斎藤泉さんは「原発事故に立ち向かう姿は燃える戦士のよう。わが身を削ってろうそくのようになってしまった。『たもっちゃん、もういいから。自分の体を大切に』というのが正直な気持ちだった」と悔やんだ。約8分間のスライド上映では、公私を交えた馬場さんの姿が映し出された。
 避難先の福島県西郷村で7年5カ月を暮らし、式に参列した若月幸子さん(64)は取材に「事故さえなければ馬場さんも自分たちもこんな目に遭わなかったと思う。もっと長生きしてほしかった」と話した。


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2018年08月14日火曜日


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