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<ベガルタ>ピッチサイド/ストライカー

 アウェー席を埋めたサポーターに突進するかのような勢いだった。仙台のFW西村が11日の柏戦で今季9点目を挙げ、4試合ぶりの勝利に貢献。1−0の後半35分、自陣から約60メートルを猛然とドリブルで独走し、相対したGKの動きを読んでシュートを決めた。豪快さと冷静さが光った。
 2桁得点へ王手をかけた。生え抜き選手でJ1で達成したのは10年に11点を記録した梁勇基だけ。富山第一高から入団した4年目の若武者に期待は大きい。渡辺監督も「ゴール前での落ち着きが出てきた。願わくばもっとコンスタントに点を取ってほしい」とさらなる奮起を願う。
 ピッチ上の振る舞いとは対照的に、試合後の本人はあっさりしている。「特に2桁得点を目指していない。1試合1点は取りたい」。口元以外はほとんど動かず無表情。昨季までリーグ戦計3得点から成長した要因も「日々の積み重ね」と淡々と語る。
 生え抜きストライカーへの次なる期待は日本代表入り。チームは過去にMF関口を送り出した実績がある。成長著しい21歳が森保ジャパンに加わる日も遠くないだろう。心配なのは他クラブに引き抜かれることだけだ。
(剣持雄治)


2018年08月15日水曜日


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