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<甲子園>金足農・吉田、13K完投 終盤チーム勝ち越しトップギアに

13奪三振の力投で完投した金足農先発の吉田(川村公俊撮影)

 平成の最後に迎えた100回目の夏に、新たな怪物の誕生を感じさせる154球の完投劇だった。金足農吉田が13奪三振で大垣日大をねじ伏せ、チームを23年ぶりの3回戦に導いた。
 中盤までは苦しんだ。初戦の鹿児島実が面白いほど手を出してくれた高めの直球を見切られ、カウントを取りに行った球を狙われた。三回は長打を許して2点差を追い付かれる。その後も変化球を見極められ、六回途中で投球数は100を超えた。
 「目が覚めた」と言うのが八回表の大友の勝ち越し弾だ。「勝ち越してくれたんだから、へばっていられない。気合を入れ直した」。「3段階ある」という投球のギアがいきなりトップに入った。
 八回裏は変化球を求める捕手菊地亮のサインに首を振り、140キロ台後半の直球を続けて3者連続見逃しの三振を奪った。九回はさらに球の勢いが増した。
 1死後の代打野波に対して、3球連続でこの日最速の149キロを記録。「疲れはもちろんあったが、絶対に抑えなければならないところでは疲れを忘れた」。剛腕と呼ぶにふさわしい投げっぷりだった。
 課題に挙げたのは立ち上がり。「気を抜いたところをやられている。もっと集中していかないと」。3回戦の相手は、昨夏の覇者花咲徳栄を破った横浜。「一回から全力で行きます」。快投を誓った。(大谷佳祐)


2018年08月15日水曜日


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