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綱木獅子踊り 今年も 3世帯4人の小集落、お盆の伝統継承

民家の仏間で奉納された獅子踊り

 山形、福島県境の山あいにある米沢市綱木地区で15日、江戸時代以前から続く伝統芸能「綱木獅子踊り」が地元の寺跡に奉納された。昨年に続いて民家での仏間奉納も行われ、3世帯4人の小さな集落で、今年もまたお盆の恒例行事が継承された。

 獅子にふんした3人の踊り手が、踊りの開始を告げる「足揃(そろ)え」を寺跡で披露した後、はやし方と一緒に集落を練り歩く「道中流し」を行い、途中、民家の仏間で踊りを奉納した。
 20年ほど前までは三日三晩にわたり行われていた仏間奉納は一時期途絶え、昨年20年ぶりに復活した。太鼓と笛の哀愁を帯びた音色と年季の入った地唄が家中に響き渡り、それに合わせて獅子が舞った。
 綱木獅子踊りは平安時代末期、平家の落人が平家再興などを祈願して踊ったのが始まりとされる。地区は藩制時代に会津街道の宿場町として栄え、戦前には50世帯以上が住んでいた。
 獅子踊りは地区出身者と支援者らが保存会を組織して受け継いでいる。


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2018年08月16日木曜日


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